伊香保温泉にて、創業五十余年の歴史を持つ旅館です。
初代は温泉地のお土産屋さんから始まり、アイデア満天の二代目主人が旅館の礎を築き上げ、現在、元気いっぱいの若女将が旅館を切り盛りしています。
小さなお宿ならではの心地良い居心地感を追求し、一つでも多くのお客様の笑顔が増えますよう、日々精進致しております。
館内には、個性的な姿をした陶器の狸が潜伏しています。
「ひとがすき さけがすき うたがすき」
宿のコンセプトが伝わるような置物です。
十種類の狸を散策するように館内散歩をしていると、なんだか声が聞こえてくるような歌声と共に踊りだすような雰囲気に包まれます。
おもしろいのは陶器の狸だけではありません。
誰とでもすぐに打ち解ける女将、大きな声で優しい笑顔の若女将、自然体が気持ちよいスタッフの人々、ゆかいな仲間たちがお出迎えを致します。
実は当館には不思議な秘密があります。
どんな時にも旅館を見守ってくれる、二匹のたぬきが住んでいます。
あらゆる事に動じない、いつも穏やかな風貌、常に前向きな感性を持つ「ご利益たぬき」と
人々との交流を何よりも楽しみにして、感謝の気持ちを忘れない「お蔭様たぬき」です。
時には木々の間からそっと見守るような眼差しを投げかけたり、時には人間の姿を借りて素敵な時間を演出したりします。
私たちはこの二匹のたぬきの心持ちを忘れる事無く、皆様のおもてなしを心掛けております。
人懐っこい、ゆかいな仲間たちの宿へ、皆様のお越しをお待ち申し上げております。